カホン

2013/2/3
カホン(Cajon)は、ペルー発祥の打楽器の一種です。音楽に興味を示し始めた、子供たち(grandchild)の遊び道具として作ってみた。大きさ形等は未知だったので、 ネットで検索し、色んなサイトを参考させていただきました。簡単な図面を描いて製作開始!
1.先ずは材料の買出し。近くのHCで2階床板用の杉材2000×300×24tを1000円で、900×600×4mmのシナベニア(処分品)を540円で購入した。
2.床板用なので相当歪んでいる杉材、自動かんなで根気よくフラットにします。
3.厚さ18mmに仕上がりました。
4.テーブルソーで所定の寸法に切断。
5.次に15mmピッチ用のアラレ組冶具を作ります。以前作った冶具のテンプレートだけ、15mmピッチ用に作り替えています。
6.直径15mmのストレートビットで、サクサクと溝を切っていきます。
7.溝切り完了。
8.接着です。
9.接着が完了しました。
10.背板の製作です。4mm厚のシナベニアを所定の寸法にカットします。
11.打面の表板は大昔使っていた下駄箱の扉を使うことにしました。下駄箱を処分するときに綺麗な木目が気に入り、これだけを残して於いたのが、今になって役に立ったのです。
12.背板同様にテーブルソーでカットします。
13.背板のサウンドホールは100mmです。自在錐でゆっくりと明けていきます。
14.打面の板厚が4mmあったので、ドラムサンダーで3.2mmに調整します。薄いほど低音が響くと云う記事があったもので・・・。
15.角をR加工しますが、先ずはトリマーでザックリと仕上げて、次にサンダーで稜線を滑らかにすると、四隅が同じように仕上がります。
16.底板にはゴム脚を取り付けます。
17.シャリシャリとした音を出すために、ドラムのスナッピー(響き線)を打面裏に接触させるように取り付けます。Peal(パール)のS-022Nを945円で買ってきました。
18.ニッパーで半分に切断します。
19.スナッピーの接触具合を調整する為のブラケットです。元は両頭グラインダーに付いていた刃物台で、ジャンクボックスに眠っていたのです。
20.サウンドホールから手を突っ込み、下側の蝶ネジを緩めて角度を調整します。
21.打面は将来取り替える可能性が有るので、ネジ止めにします。座グリをして指がネジ頭に触れないようにします。
22.完成です。ワトコオイルで仕上げています。いい音がしますが、結構響きますのでご近所に気を使いますね。

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