ベビーチェア-2

2014/12/21
先般紹介しましたボール盤用の治具を使った椅子作りを紹介しましょう。図面です。
1.材料は桜。ドラムサンダーで厚さ22mmに揃えます。
2.テーブルソーでカット。
3.厚紙に原寸の図面をプリントアウトして、カットします。型紙-1型紙-2です。
4.ワークに外形と穴あけ位置をマーキングします。
5.穴あけ治具の角度は5度です。
6.先端の尖ったドリルを取り付けて、治具のセンターを出します。
7.ワークを乗せて治具を前後させて、穴あけ位置を決めます。
8.先に座繰り。ここでは30mm。
9.次に貫通穴22mmをあけます。
10.背もたれ部分の穴あけ。治具のストッパーを直角から平行ガイドに取り換えます。アルミの板がガイドです。
11.角度は脚と同じ5度。角度調整ネジは長さ25mmのM8セットスクリューに交換しています。
12.位置決めはL型金具とクリップです。
13.ホゾをターニングする時に使う模範ゲージも一緒に作っておくと便利です。
14.糸のこ盤で不要部分をカット。
15.ディスクサンダーでサンディング。
16.座面に埋め込む埋め木の制作。直径20mm、厚さ6mmの円盤を紫檀と栗でそれぞれ10個作ります。
17.型紙をスプレー糊で貼り付けます。型紙-3です。
18.フォスナービットで穴あけですが、ここで注意が必要なのは最初の埋め木2枚は接着せずに、手で押さえてあけて、切欠きが出来た埋め木を2枚作っておきます。
19.その後はボンドで埋め木を接着しながら穴をあけていき、最後の2枚は最初に作っておいた、切欠きのある埋め木を入れます。
20.しっかりと乾燥させます。
21.埋め木の出っ張りをドラムサンダーで取ります。
22.次に背もたれの制作です。型紙を張り付けて穴あけ後バンドソーで凹み部分のみ切断。ブレードは3mm幅に交換しています。型紙-4です。
23.鉋で凸凹を取ります。
24.ハートの型紙でマーキング。
25.糸のこ盤で繰り抜き。
26.外側の膨らんだ部分をバンドソーでカット。
27.内側のサンディング。
28.外側はディスクサンダーで楽々サンディング。
29.丸棒の制作。ターニングし易いように桜材をバンドソーで8角形に荒削りしておきます。
30.先ずは背もたれ用のステイです。ホゾを加工します。
31.模範ゲージで微妙なハメアイに仕上げるのがコツかな。
32.掴み直して全体をターニングして、ワイヤーバーニングで模様を入れます。
33.次は脚の制作ですが、背もたれのステイと同じようにして、4本作ります。
34.ピロー型の治具に乗せて、クサビの溝切りです。先ずは中心から右側の3mmの溝を切ります。
35.次に脚を裏返して切り込みます。これで幅が6mmとなります。
36.フェンスを3mm左側にずらして2回目の加工。
37.丸鋸の中心で切れないのでどうしても溝中央に突起が残るので、バンドソーで削ります。治具はピロー型より縦型の方がいいかも、次回の課題ですね。
38.脚の先端を5度の角度で切り落とします。
39.サンディングでホゾの長さを調整します。
40.紫檀のクサビを打ち込みます。クサビがしっかりと効くようにホゾの先端は1mmくらい出るくらいが丁度いい。
41.ディッシュビットを使って、飛び出した部分を削除。
42.一度水拭きした後、#400でサンディング。
43.脚のガタツキをガラス板の上で微調整します。
44.焼印を押します。
今回はワトコオイルで仕上げてみました。桜材の飴色がなかなかいいでしょう!(^^)!。

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