ルーター用XYテーブル

2015/11/23
丸太の小口とか大きな材料をルーターで平面出しするための、XY軸スライドレールを作製した。 X軸はリニアベアリングですが、Y軸は段階的に移動させるので、スライドベースとしています。 図面です。
1.材料は7〜8年前に解体屋さんから貰った、OZAKのリニアベアリングとシャフトそれにスリットタイプのセットカラーです。
2.シャフトサポートは付属していないのでゴムの木の集成材で作ります。先ずは材料のカット。
3.フォスナービットで20m/mの穴あけ。ワークが小さいのでウッドクランプで把持します。安全第一ですね。
4.ベースプレートとリングプレートは、木工ボンドとコーススレッドで接続します。
5.Y軸方向のルーターを載せるブラケットの制作。材料は25×2.5のアングルと25×4.5のSS400FB材。FBの穴あけ中です。
6.アングル内側のRに沿うようにFBの端面をベルトサンダーで加工します。
7.ルーターを載せてY軸方向に移動させるキャリアプレートは8m/mと5m/mの合板を使います。先ずは8m/mの合板にルーターが入る穴加工をします。
8.仮組をして細かな調整。シャフトサポートの両側をセットカラーで挟み込んでの固定方法は、狙い通りです。反対側はセットカラー1個だけで大丈夫です。
9.アングルとFBで4個のリニアベアリングを固定し、ルーターが乗るキャリアレールを組み立てます。各ピッチを正確に測って微調整するのが結構大変です。位置決めピンを打った方がいいかな。
10.合板で作ったキャリアプレート。5m/mと8m/mの板を接着して、アングル側の下部はアングルの内側Rに沿うようにサンディングしています。
11.ワークベンチへはF型クランプで固定します。高さ調整はベンチとシャフトサポートの間にスペーサーを挟んで行います。
12.ルーターを載せた状態です。
13.プランジベースの切欠きが溝に入っているので、ルーターが回転することはありません。
14.小さいワークは自動車用のジャッキを使ってクランプします。
全体像です。これを使っての作品作りは、また別の機会に紹介しましょう。

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