鉈の柄と鞘

2016/2/14
かれこれ20年以上前に叔父から貰った小型の鉈。研いでいるうちに刃は細くなっているが、まだまだ使える。 柄がガタついてきたのと、塩ビパイプを押しつぶした鞘もみすぼらしくなって来たので作り替えた。
1.再生前はこんな状態だった。刃には「土佐」と○の中に「あ」の刻印が打ってある。
2.いきなり柄の完成。写真を撮り忘れていました。材料は紫檀で二つ割にして、柄の形を掘り込んで接着しています。目釘は2m/mのSUS304を使用。
3.鞘の制作開始。紫檀の片方に3mmの段差を付けた合板治具を差し込み、斜めの溝を掘っているところです。ビット径は30m/m。
4.治具と一緒にワークを移動させるので、安全に綺麗に斜めの溝が掘れます。
5.左右対称の板をイエローグル―で接合。差し込み口が段になっているのは、ガタツキ防止措置をするためです。
6.腰に吊り下げるバンドは、3mm厚の革で作った。久しぶりのレザーワークで、縫い目がいい加減になってしまいました。
7.リベットできつめに貼り合わせて、鞘に差し込んで完成。
8.裏側はこうなっています。
サクッと作った割には、まぁまぁの仕上がりかな。
ガタツキ防止に、口金が当たる鞘部分に1mm厚のネオプレンを貼り付けています。

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