リッピング治具

2016/10/23
テーブルソーBT3100で薄板を安全に、そして正確に切り出すことが出来るリッピング治具を作製した。図面です。
1.材料は12mm厚のMDF。図面に従ってカットしますが、図面で24mm厚部分は12mmを2枚貼り付けて使います。
2.先ずはベアリングを仕込むスライド部品の製作です。7mmのストレートビットで長穴加工。段差の部分はイエローボンドで張り合わせをしています。
3.ベアリングのシャフトが入る8mmのドリル加工。
4.8mmのストレートビットを使い、ベアリングのハウジング加工。
5.糸のこ盤で図面通りに切り抜いた後、サンディング仕上げします。
6.ベース部品はMDF材を貼り付けて、マイタースロットのネジが入る6.5mmの穴を空けて完成です。
7.ベアリングに挟むカラー。0.5mmで図面を描いたが、そんな薄いワッシャーが無いことに気づき板から作ります。先ずは8mmの穴あけ。
8.次にM8ボルトに切り抜いた円盤を挟んで、旋盤で外周をヤスリ仕上げします。余計な作業なので、カラーの厚さをボルトワッシャーに合わせた方が良いでしょう。
9.ベアリングとカラーをハウジングに入れて、8mmの木製シャフトを接着します。ボルト止めも検討したけど、出来る限る薄くするために、こんな構造にしました。
10.マイタースロット部品の両側に付けるガイドは、スロットレールに固定部品を取付けて現合で接着します。スムースに動かすためには現合が一番いい。
11.ガイドパーツの接着完了後に、コーススレッドで固定します。
12.スケール板を貼り付けて完成。
目盛は通常と反対なので、テプラで数字を貼り付けています。
また、ゼロ位置で厚さがゼロになるように、矢印をマークしています。
試運転しましたが、スムースに薄板が切り出せます。

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