アジャスタブルストップバック

2017/3/12
テーブルソー用のクロスカットスレッドに装着し、定寸カットが安全に出来るストッパーを製作した。このストッパーにはキックバック防止機構も盛り込まれています。図面です。
1.材料はゴムの木集成材。
2.ルーターでガイド板を接着する溝を彫ります。幅6o×深さ3o。
3.6oドリル。固定用のM6ボルト穴。
4.8oドリル。ヒンジ部のM8用。
5.スイングストッパーの、M8キャップスクリュー頭部用の穴。16mm×深さ9mm。
6.10mmドリル。カラー用の穴です。
7.内径8o、外径10oのSUS製カラーの端面処理。
8.バイスを使ってカラーをゆっくりと挿入します。
9.M6用のワッシャーに8oの穴をあけて、外径の小さいM8用ワシャーを作ります。
10.スイングストッパーにUナットを埋め込むために、実際のナットを使ってマーキングします。
11.対辺寸法に近い1/2"のフォスナービットで、深さ9oの座グリをします。
12.ノミを使って六角形に仕上げ。
13.スイングストッパーを持ち上げるノブ。材料は黒檀です。
14.クロスカットスレッドにT溝の追加工。最初に6oのビットを使って深さ12oの溝を彫ります。
15.次に外径1/2"×長さ1/4"のストレートビットを使ってT字に加工。
16.本体の裏側。ガイドを接着して、ノブスターと通した角ナットを捻じ込んだ状態です。
クロスカットスレッドの右サイドに装着。スイングストッパーにワークを当てて位置決めします。
写真は人の立ち位置の反対方向から撮っていますので、左右の表現が逆となっています。
ワークを切断する前にストッパーを持ち上げることによって、ワークとブレード間の摩擦抵抗が
無くなりキックバックを避ける事が出来ます。出来る限り不安全要素は無くして作業しましょう。
クロスカットスレッドの左サイドに装着する場合は、ワークを本体固定部に当てて
ワークのカットされる右側はフリーにして切断するので、スイングは不要です。
固定部の上部に見えているのが、埋め込んだM8Uナットです。エポキシ系2液接着剤で
接着しました。M8六角穴付きボルトの締め具合で、スイング時の固さ調整が出来ます。

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