ビー玉リターン用 スクリューフィーダー

2019/3/3
キュボロにハマって遊んでいる4歳の孫。色んな遊びを生み出しているが、更に無限ループが楽しめるリターン用のスクリューフィーダーを作ってみた。図面
1.材料はアカシア。バンドソーのセンターマーカー治具を使って、ドライブセンターを打ち込む十字溝を切る。
2.更にテーブルを45°に傾けて8角にカット。
3.木工旋盤WT-300に自作ルーターレースをセットして、8角のアカシアをセットして44mmの丸棒にターニング。
4.暫く使っていなかったが、精度よく丸棒を作ることが出来た。ビットは25mmのディッシュビットを使っている。
5.スクリューを切る為に、主軸とルーターレースの回転を同期させるこれまた自作のユニットを取付て、手動で操作でスクリューの旋削開始。ビットは同じく25mmのディッシュビットだ。
6.溝幅を32mmにする為に主軸の同期ギャーを外して、ルーターレースを7mm進めてから再び同期ギャーを噛ませると溝幅は32mmに広がる。
7.切り残しが出来ていた右サイドのボス部をターニングして、長さ420mmのスクリュー完成。
8.回転数を変えられないトリマーで切ったせいか、焼けが少々出ている。色を付けると少しは目立たなくなるだろう。
9.駆動部には壊れて捨てられる運命にあった、ミニカーをベルトで押上げる玩具のギャーユニットを使った。減速比は約1/118。上側に出ているシャフトは直径2.5mm。
10.秋葉原で買ってきたヒシフランジユニットUFL000Cと、単三電池2本が入るスイッチ付電池ホルダー。
11.スクリューに挿入する駆動側のシャフト。10mmのSS400丸棒に、センタードリルで中央にマーキング。
12.2.5mmの穴あけ。
13.シャフトの横側に下穴2.5mmをあけてM3タップ。ギャーユニットのシャフトを固定するためのものだ。
14.スクリュ−の従動部ベアリングに差し込む直径10mmのシャフト。長さを図面通りに修正しているところだ。
15.M6の下穴5mmの穴あけ。
16.M6タップ。
17.上側がスクリュー従動部のベアリングと固定シャフトのセット。ベアリングは#6200ZZ。下側は駆動側のシャフトだ。
18.スクリューの両端に穴加工は旋盤でやりたいが、残念ながら振れ止めを持っていないので加工は難しい。で、9mmの合板に43.5mmの穴をあけて、そこにスクリューを軽く接着して加工をすることにした。
19.差し込んだスクリューのセンターにマーキングをしてバイスに固定。
20.最初にシャフトの入る10mmの穴をあけているところだ。写真は撮って無いが、次に合板を取り外しスクリューの反対側に同じように軽く貼り付けて、ベアリングが入る30mmの穴をフォスナービットであけた。
21.接着した跡が残るスクリューの両サイド不要部分をカット。
22.エポキシの接着剤でシャフトとスクリューを接着。旋盤に取付けてシャフトとスクリューが同芯になるように調整してそのまま硬化させている。
23.反対側のベアリングも同様に接着して、シャフト部をチャックで掴み芯出しをした。
24.スクリュー両サイドに付けるステーは20mmの丸棒。ビー玉が出入りするシュートが付く箇所は切り欠きを入れている。
25.仮組をしてスクリューがスムースに回るか確認をしている。
26.ヒシフランジユニットを調整すると軽やかに回り出した。
27.ビー玉を落としてみると、出側は切欠きが短すぎることが判明。現合で丁度いい寸法を見つけ図面を訂正した。
28.駆動部のギャーユニットをシャコ万で仮止めして、固定する位置をマーキング。
29.木ネジでギャーユニットを固定。
30.電池ホルダーを取り付けて、モーターに配線を行い回転方向を確認。
31.電池ホルダーは輪ゴムで固定している。何故かと云うと電池交換用の蓋が裏で、スイッチが表に有るのでビスで固定する事が出来なかったのだ。
32.ギャーユニットの出力軸はスクリューの10mmシャフトに差し込んで、M3のホーローセットで固定している。
33.ビー玉が出入りする部分に付けるシュートの製作だ。
34.糸鋸盤で切り易いように、レーザーでパーツの外形を刻印した。レーザーが有ると複雑なものも簡単にマーキング出来る。
35.径20mmのステーに乗る部分は、糸鋸で切り抜き前に20mmのフォスナービットで加工した。
36.これは完成したビー玉が入る部分のシュートだ。出側のシュートも同様にして製作した。
37.スタンドの長穴部分はルーターで加工した。ビットは12mmのストレートだ。
38.スライダーの固定ネジが空回りしないようにするための、廻り止めピンを入れる3mmの穴加工。
39.廻り止めピンには3mmの竹串を使った。
40.ステーの出側シュートと干渉する部分は糸鋸盤でカット。
41.ステーを取り付けて組立完了だ。
42.ビー玉が入るシュートの裏側。
43.ビー玉が出て行くシュートの裏側。回転方向によって飛び出す距離が変わるので、シュートの幅を変えている。
44.ステーを縮めて折り畳んだ状態。
45.ビー玉入口シュートの裏側。こちらは左右対称になっている。
46.駆動部のブラケットにはレーザーでブランドマークを刻印している。
上から見た全体。
駆動部とビー玉出口シュート部。
ビー玉入口部。
45度に立てた状態。

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