革砥(レザーストロップ)

2019/9/16
刃物の最終研磨仕上げに使う革砥。作っていたら懐かしい光景が頭に浮かんできた。私が小学生の頃だからもう50年以上前の話しだが、その頃の床屋では散髪台の横に革ベルトが吊るしてあって、時々店主が剃刀を研いでいたんだ。今では見かけない昭和の思い出だ。
1.材料はレーシングポニー作りで余った、厚さ15mmのタモ材。雲形定規で取っ手の部分をマーキング。
2.吊下げ用に10mmの穴あけ。
3.糸鋸盤で取っ手の部分をカット。
4.ディスクサンダーでR部の整形。
5.FABOOLのレーザーマシンで取っ手部に名前を刻印。
6.いい感じに刻印出来た。スピードは3000mm/minで出力100%(3.5W)だ。
7.厚さ2.5mmの革を板の幅に合わせてカット。この革は種類が何かよくわからないが、実家の倉庫に大量にあったものだ、たぶん靴の材料だと思う。
8.革を取替える事も考慮して、両面テープを使って貼り付けた。
全長400mm、幅58mm、革部長さ285mm。
ピカノールを塗り付けてナイフを研いでみたが、切れ味は数段良くなるようだ。

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