バンドソーブレード研磨治具

2020/10/25
バンドソーのブレードは切れ味が落ちたまま使い続けると、ある日突然切断する。その時の音と衝撃はすさまじいので、刃のメンテナンスは重要だ。ただ歯数が多いので手作業では時間が掛かり、正確に研ぐのは難しい。そこでマイクロルーターを使った研磨治具を作ってみた。図面-1図面-2
1.マイクロルーターのスイングプレートを取り付けるブラケットは、厚さ18mmの合板を使った。
2.本体底に付く位置決めガイドバー。
3.三角ステーは12mmのMDFだ。
4.切り出したパーツ類。
5.面取りには45度のカットした治具を使うと、簡単に切断できる。
6.6mm幅のスリット両端にドリルで穴あけ。
7.ステーを取り付けるための木ネジ用穴、3.4mm。
8.面取り。
9.長穴は手っ取り早い糸鋸盤で刳り貫くことにした。
10.アサリ無しのブレードを使うと断面が綺麗で、ペーパー仕上げの必要もない。
11.M6爪付きナット取付用穴あけ。7.5mm。
12.MDFベースプレートに、固定用木ネジ用の穴あけ。3.3mm。
13.マイクロルーターを固定しスイングするパーツに、穴あけ位置と大きさをマーキング。
14.先ずは30mmのフォスナービットで穴あけ。
15.ワークは手作りのツージョーチャックで把持している。偏心穴などをあけるときに便利なジョーなので、皆様にも製作にトライしてほしいパーツの一つだ。
Two-jawチャックの作製
16.コンクリート釘から手作りした、中刳用のバイトで所定の寸法に旋削。
17.マイクロルーター締付ビス用の5mm穴あけ。
18.M5鬼目ナット用の下穴7.4mm。
19.アームのスイング支点となるCAPボルト用の15mm座グリ。
20.6mm穴あけ。
21.M6爪付きナット用の座グリ20mm。
22.6mm穴あけ。
23.M5鬼目ナットはバイスで押し込むと、真っすぐに入れることが出来る。
24.マイクロルーター締付用のスリットは、糸鋸盤で切り込んだ。
25.組立は3.3×25Lの木ネジで行った。
26.バンドソーのブレードが入る溝加工。
27.ガイドプレートは位置がズレないように底板と共あけ加工。
28.穴に10mmの丸棒を差し込んで、ガイド側のみ接着。
29.片側の丸棒を挿入した状態で、反対側の穴加工。
30.ガイドプレートと底面。
31.上刃を研磨する場合のガイド位置。
32.裏刃を研磨する場合のガイド位置。
組立完了した研磨治具の裏面。
同じく表面。
マイクロルーターをバンドソーに取り付けて、上刃を研磨する状態。
ビットは20mmのダイヤモンドカッターだ。
裏刃を研磨する場合はガイドプレートを付け替えて、90度回転した方向となる。
3mmのダイヤモンドビットを取り付けている。
研磨前のブレード。
研磨後のブレード。

[Home]