ポケットホール治具-2

2021/3/7
前回作ったポケットホール治具はトグルクランプでワークを掴むタイプだが、クランプ出来ないような大きな材用の治具を作ってみた。ドリルガイド部分は前回作ったものを流用できる構造になっている。図面
1.材料はゴムの木の集成材だ。10年以上前に大量に貰ったもので、使いきれないと思っていたが、もう残り少なくなってきた。
2.図面通りに切り出した部材。
3.長孔の両端に10mmの穴あけ。
4.糸鋸盤で長孔加工。
5.ダストポートの塩ビ継手を差し込む22mmの穴あけ。板と板の中心にあけるので、クランプでしっかりと固定している。
6.ダボ穴加工。片方の穴にはダウェルピンを入れているのでクランプを外しているが、手前の穴をあける時にはクランプで固定した状態で加工している。
7.19mmの球面ビットで、蓋側への溝加工。
8.同じく本体への溝加工。
9.ドリルガイドのサイドサポートになる部材。長孔両端へ5mmの穴あけ。
10.糸鋸盤で長孔加工。ここに蝶ネジが入って、ドリルガイドを固定することになる。
11.部材を仮に接着してから、サイドサポート固定用の3.4mm穴あけ。
12.皿ビス用に座グリ。
13.反対側のサイドサポートへの取付穴加工。
14.本体と後部ストッパーを固定する穴加工。
15.TSソケット20×13の先端を直径22mm×20Lに旋削。
16.ソケットはエポキシ系の接着剤で、蓋側のみに接着している。
17.組み上がった本体上面。
18.本体裏面。
19.本体にドリルガイドを差し込んだ状態。
20.ダストポートを接着した上蓋を装着するとこうなる。
21.ドリルガイドを一番奥まで差し込んだ状態。
22.蝶ネジは片側だけだ。
23.ワークの厚さに応じて、ドリルガイドのマーカーを目安にドリルストッパーの位置を調整する。
24.集塵機が手元に無い場合は、蓋を外して使うことになる。
25.蓋を外して上面から見ると奥に丸穴が見えるが、ここから切粉が排出用される。
26.蓋にレーザーで文字を刻印してみた(^^)。
ワークにストッパーを押し当てて、クランプで固定して使う。
ドリルガイドはサイドサポートと同じ高さなので、ズレることはない。

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