コーナーダボ継ぎ治具

2021/10/31
額縁とか小箱のコーナーを、カンザシのようにダボを貫通させて固定するための、穴あけ治具を自作した。図面
1.材料はゴムの木集成材だ。先ずはテーブルソーで幅60mmにカット。
2.次にL字のステー用に、長さ90mmと70mmにカット。
3.巾6mmの長孔両端に6mmの穴あけ。
4.ドリルガイドブロックが入る、四角穴の四隅に3mmの穴あけ。これは糸鋸盤での切断を容易にするためと、ガイドブロックを入れやすくするための加工だ。
5.中心線確認用窓の20mm穴あけ。
6.糸鋸盤で6mmの長孔を切り抜き。
7.同じく糸鋸盤でドリルガイドブロックが入る、四角の穴を切り抜き。
8.中心線用のアクリル板が入る四角溝の切込みは、5.5mm厚の合板で作ったテンプレートを使用して加工した。
9.6mmビットを使って3mmの掘り込みが完成。
10.ドリルガイドブロックにはタモ材を使った。端から10mmカットしてT型に加工。
11.長さ53mmにカット。
12.これは端材で作った45度の穴あけ治具。
13.L字ブラケット固定用のボルト貫通穴6mm。
14.M6爪付きナットが入る下穴、7.4mm。
15.爪付きナットはバイスで挟むと、真っ直ぐに押込むことが出来る。
16.今回は座グリなしでも問題ない。
17.ポケットホール治具で穴あけ。
18.直角治具に固定して、ビス止め。
19.先々月に紹介した丸棒削り治具で製作した、9.5mmのプラグを接着。
20.サンディングすると、綺麗な楕円模様となる。
21.45度穴あけ治具にドリルガイドブロックを乗せて、穴あけ位置を合わせて治具をドリルテーブルに固定。これで同じ位置に穴をあけることが出来るのだ。
22.位置合わせにはポンチに使っている、先を尖らせた細いテーパーリーマを使った。
23.パイプ6×8用の穴あけ。最初に8mmの穴あけ。深さは40mmだ。
24.次に6mmの貫通穴加工。
25.パイプ8×10用の穴あけ。最初に10mmのフォスナービットを使って、深さは40mm。
26.次に8mmの貫通穴。
27.パイプ10×12用の穴あけ。最初に12mm×深さ40mm。
28.次に10mmの貫通穴。
29.ここで12mmのパイプ外径が12.5mmほどあることが判り、急遽外径を旋削。
30.パイプをドリルガイドブロックに2液性エポキシで接着。
31.本体にスライドの桟が入る溝加工。12mm幅×深さ3mm。
32.L字ブラケットに桟を接着する溝加工。12mm幅×深さ5mm。
33.ドリルガイドブロックを押えるプレート用の台座を接着してから、固定用の2.5mm穴加工。
34.座グリ加工。
35.鬼目ナットのフランジ部を沈めるための座グリ、径9mm×深さ1mm。
36.6mmの穴あけ。
37.六角レンチで鬼目ナットの捻じ込み。
38.これは捨て板が落ちないようにするためのフェンスだ。取付ビス用の2.5mm穴あけ。
39.L字ブラケットの下側にフェンスを固定。
40.同じように側面にもフェンスを取り付け。
41.フェンスを取り付けるとこのようになり、捨て板は落ちないし横にズレることはない。
42.中心線用のアクリル板3tを図面通りカットした後、4隅をR3にサンダーで仕上げ。
43.取付ビス用の2.4mm穴あけ。
44.座グリ。
45.アクリル板を本体に取り付け、中心線を罫書針で記入。
46.するとこのように凹んだ線が入る。
47.水性アクリルがいいかなと思ったが、手っ取り早く赤鉛筆で線の上をなぞってみた。
48.そうすると、中心線が赤くなり見えやすくなる。
49.ドリルガイドブロックの押え板。20mm幅×3tのアルミ板に、切断線をマーキングした後4mmの穴あけ。
50.完成したブロック押え板。
51.ブロック押え板を本体にビス止め。押え板の左横に見える板は、押え板がクルクル回転しないようにするための、ストッパーになっている。
52.完成した本体、ドリルガイドブロック、捨て板。
53.本体側面。
54.L字ブラケット部の裏側。
55.本体裏側。中心線目盛とドリルガイドブロックの裏側が見えている。
56.中心線目盛を表側から覗くと、このように見える。
57.ドリルガイドブロックを本体に差し込んだ状態。
58.アルミ押え板を90度回転させてロックした状態。
59.6mmと8mmのドリルは全長160mm、刃長が100mmのミドルサイズを楽天で購入した。右上に見えているカラーは、以前モノタロウで購入したストッパーだ。
60.10mmのドリルは手持ち品の全長を計ってみると、140mm有ったのでなんとか使えそうだ。
ダボ穴を開ける時は、ワークに治具をFクランプで固定。
使い方は動画をご覧ください。

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