DC-90R2キャニスターフィルター改造

2022/2/11
集塵機DC-90R2のキャニスターフィルターには、ダストを落とす回転フィンが内蔵されているが、それが回転しなくなった。どうもベベルギヤーがすり減って滑っているようなので、ギヤーを使わない直結方式に改造した。
1.フィルター下部のハンドルを回すと、内部のフィンが回転しフィルターのプリーツを叩いてダストを落とす構造となっている。
2.フィルターを外して裏側から覗いた状態。
3.中央のカバーを外すとベベルギヤーが入っている。この中にダストが詰まりギャーが摩耗していたのだ。
4.センター軸にはバネ鋼の先にゴム板がついており、これがプリーツ部を叩いてダストを落とすようだ。
5.センター軸を上側から直接廻す構造に改造するので、不要なシャフトとベベルギヤーを撤去。
6.フィルターの上部。M6のビスがセンター軸を吊り下げている。センター軸を廻すとビスも一緒に回るので、ここにハンドルを固定しても大丈夫だ。
7.取り外したハンドルと横軸。
8.横軸のハンドルが入っている部分を30mmほどカット。
9.M6の下穴5mm。
10.端面を仕上げ。
11.M6タップ。
12.M6のボルトを捻じ込み。
13.ネジ部を10mmほど残してカット。
14.上部のM6ビスを外して代りにこの軸を捻じ込み。
15.ハンドルを差し込むとこうなる。
16.次はベベルギヤーの横軸穴を塞ぐキャップ作り。軸のサポートプレートと合わせながらターニング。
17.サポートの裏側からキャップを差し込み。
18.フィルターにサポートプレートを取り付け。
上から回すように改造完了。上部の隙間あまりないので廻すときには、集塵機本体を引き出していたが意外と面倒。
で、ハンドルの代わりにラチェットで回せるように改造することにした。
21.ジャンクボックスに3/8”の長ナットとボルトががあったので、これを使うことにした。
22.ボルトをしっかりと捻じ込み。
23.M6の下穴5mm。
24.M6タップ。
25.M6の長ネジを捻じ込んが後、反対側にラチェットが下に落ちないようにスプリングピンを打ち込むことにした。先ずは4mmの穴あけ。
26.ピンを打ち込むとこうなる。
27.フィルター上部に作製した軸を捻じ込み。
28.これはフジキンで販売しているラピッドラチェットレンチで、90枚歯送り角4度の細やかで滑らかな動く優れものだ。
集塵機を動かさずにダストを落とすことが出来る(^^)。

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