アイスペール

2002/11/17
アイスペールを作ることにした。いろんな形があるが、以前木工房で紹介されていた8角形型にトライだ。材料は徳島名産の杉と黒檀です。
図 面
私はテーブルソーとかバンドソーを持っていない。使用する電動工具はスライドソーとトリマだけです。
先ず最初に22.5°の角度で板を削る為にジグを作ります。6個の三角形をスライドソーで作ってトリマスタンドにセットします。
長さ900mmの杉板の両サイドを削り台形状に仕上げ、それを長さ140mmにカットします。

底板の入る溝をトリマで削ります。




先ほど作った台形状の板を4枚づつ接着剤で貼り付けます。接着剤は耐水性の物を使うのがBetterですが、私は後でウレタンニスを塗るつもりだったので速乾の木工ボンドを使用しました。
側板が完全に接着してから、側板2セットと底板と接着しますが、それにはエポキシ系を使用します。ちなみに6角形の底板はスライドソーで作りました。
ジグ製作に時間が掛かったので、1日目はここで終了です。


2002/11/24


今日の作業は上蓋とツマミ類の製作だ。
蓋は底板と同じようにスライドソーで切り抜き、トリマで周囲を飾ります。
また、内側は本体にインロウで入るように段をつけます。



ツマミ類の材質は黒檀です。手持ちの丸棒が有ったのでそれを手製の旋盤で削ります。
蓋のツマミは中央にΦ6のダボを入れてから旋盤にセットします。また、取っ手を付けるねじ類はそれぞれM4の雄ネジ或いは雌ネジを瞬間接着剤で黒檀に付けてから削ります。



蓋のツマミと取っ手用の部品が2セット出来上がりました。
ちなみに雌ネジは市販の真鍮製6角ジョイントから作りました。



2002/12/1

取っ手の製作です。いろいろ迷ったすえ同じ杉材で作ることにした。
厚さ20mmの杉板を丸鋸で1.5mmの幅にカットし、それを暫く水につけます。次に半径70mmの半円に切ったジグに片側をネジ止めし、Rに沿って曲げていきます。



曲げるときには家庭用のスチームクリーナで蒸気を吹き付けると簡単に曲がります。



最後は内部に入れるスノコとトングの製作だ。やはり材料は端切れの杉を使った。
スノコは本体寸法より1mm小さく作っています。



2002/12/08


トングは取っ手の余った材料と黒檀で作りました。



塗装は内部はウレタンクリアーを3回塗りし、外部の水のかからない個所はワトコのクリアーで仕上ています。
その後、台形に削った杉板が400mmほど余っていたので高さ45mmのつまみ入れも作っちゃいました。
コースターも作ろうと思ってますので、出来上がり次第ご紹介します。
炬燵で飲むバーボンが楽しみです。