台直し
2005/12/17
20数年前に購入した45mm(寸二)の鉋が出てきた。木工に目覚めた頃で、近所にホー ムセンターなるお店が開店し、そこで初めて買ったのがこの鉋なのです。たぶんあまり 切れないので、買ってそのままにしておいていたのでしょう。自作スクレーパーの試運転 を兼ねて、台直しをやってみた。
台直しには仕上げ重視の「2点あたり」と平面度重視の「3点あたり」の2種類があります。A,B,Cの平面はそれぞれ2cmくらい残し、その他は0.1〜0.3mmくらい逃がします。
1.厚いガラス板に180番ぐらいのサンドペーパーを置いて平面を出します。鉛筆で模様を書いておくと何処が残っているか解り易い。刃は抜かずに引っ込めておきましょう。
2.台直し鉋を持っていない私は、自作のスクレーパーを使って「3点あたり」になるように少しずつ削ります。鋼尺を当てて洩れる光で、隙間を見ながら深さを調整します。
3.刃を砥いで試しにツーバイ材を削ってみると、シュルシュルと薄い鉋屑が出て来ました。安い鉋でも、ちゃんとメンテナンスすれば使えます。
4.最近使っている鉋は"かわよし"の65mm(寸六)です。替刃式で切れ味抜群です。砥ぐ必要は有りませんが、台直しは必要になってきます。

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