学習机と本棚

2008/3/2
新入学の娘を持つ長女に頼まれ、学習机を作ることになった。リーズナブルで個性的なものを要求されたので、HCで手に入るSPF材で作ることにした。おそらく1万円以下で出来る筈だ。図面を元に材料を拾い出し、近所のコーナンで売り出し中のSPF材を買出しに出かけた。
1.先ずはコーススレッドを隠すダボ作りから始めた。1×4材の切れ端からφ10mm×19Lのダボが面白いように飛び出してくるのです。
2.こんな感じに出来上がった。強度は出ないので、あくまでも装飾用にしか使えません。
3.購入した1×6材12枚、1×4材4枚に自動鉋にかけた後、トリマーを使って直角を出します。テーブルソーを持っていないのでこの方法が一番確実で綺麗に仕上がるが、工房が粉塵まみれになってしまうのだな。
4.天板と側板はビスケットジョイントで接合します。慣れればスイスイ、簡単なものだ。
5.出来上がった天板。両サイドは木口保護とアクセントで堅木を貼り付けています。勿論ビスケットジョイントだ。下には抽斗が納まる2×4及び1×4材で作ったフレームが見えている。サンディング前にはたっぷりと水を含ませたウェスで拭き、完全に乾燥してから研磨するととても綺麗に仕上がる。大きさは970×665。
6.側板の製作だ。同じようにビスケットで接いだ板に厚紙で作ったテンプレートを使い、ハートマークなどをマーキングします。
7.切り抜きはジグソーを使います。曲線切用の幅狭のブレードを使うと調子がいい。2枚で298円だった。
8.天板と同じように水拭き乾燥後、サンディングをします。#320でフィニッシュ。
9.抽斗は1×6材、5.5mmシナベニアと13mm厚のファルカタを使った。ファルカタは初めて使ってみたが、軽くて柔らかく頼りない反面、加工性と滑りが良いので、抽斗用には向いていると思う。
10.組み立て完了。なかなか良い出来だ。抽斗のノブは勿論WT-300で自作した。
11.ワトコオイルで仕上げたら木目がとても綺麗に浮き出た。さぁ、次は本棚(上置き)の製作だ。
12.リクエストの有ったハートマークとスターマークは糸のこ盤で切り抜いた。木工を始めた頃に購入したこの糸のこ盤、どうも調子がイマイチ。多分ブレードが捻じれてセットされていると思う。調整しなくては。
13.扉のツマミは陶器製で、クマさんのイラストが描かれているものを使った。それに合わせ側板はクマさん風にし、蝶番も白で統一した。
14.机に載せて完成だ。ガタツキも無くぴったりと収まり、正直ほっとした。
15.ハートマークが目立つね。
16.余った端材でブックエンドを作った。なんとなくドロンパに似ているが、皆さんこの意味分かんないよなぁ〜。知ってる人は同年代だ。

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