WT-300用ドリルテーブル

2010/4/18
木工旋盤WT-300のパイプベッドにドリルを乗せるためのテーブルを製作した。これはワークに正確に沢山の穴を明ける時に使うもので、手元にあったRYOBIのドリルを使うことを前提に図面を描き製作を開始した。
1.フレームの材料はいつものようにゴムの集成材。硬くて強度も十分です。先ずは所定の厚さに揃え鉛筆で罫書きます。
2.ドリルの首を差し込む穴はø42.5mm。中途半端な寸法なので旋盤であけることにします。先ずはバンタムチャックの爪を自作のTwo-Jawチャックに取り替えてワークを掴みますが、この時にテールストックで穴位置のセンターを押してずれない様にします。
3.フォスナービットで下穴をあけた後、スクウェア・スクレーパーでø42.5mmに仕上げます。
4.穴は偏心した位置なので、穴あけの後でスライドソーを使い余分な部分をカットします。
5.スライドシャフトが入る穴はø20mmのフォスナービットを使い加工。
6.M6のセットボルトを使う箇所は鬼目ナットを使います。バイスで挟みø9mmの下穴に六角レンチをつかい慎重に捻じ込みます。
7.組み立て完了。フレーム前後4箇所にあるスライドシャフト固定用のセットボルトを強く締めると、フレーム板が割れる虞があるので、裏側から各2ヶ所フォスナービット(長さ50mm)を捻じ込み補強してます。
8.後姿。リニアベアリングユニットは前回紹介したスピンドルサンダーで使った物と同じで、ジャンク品で貰ったOZAKの型番CH20。
9.左後方から。下のハンドルが付いたテーブルは、確か中古印字装置の部品を友人から戴いたもので、トリマーを乗せてインレイ用に使っているものです。これからはドリルと共用で活躍することになります。試運転の模様は後ほど・・・。
10.2010.7.31 マイクロルーターが使えるようにスリーブを製作した。

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