高速ボール盤

2011/10/9
大掃除で古いミシンを捨てることになり、そのモーターを使って小さくて高速回転のボール盤を作ってみました。糸鋸細工をする時に、ボール盤が手元に有ると便利かなと思っていたところなのです。
1.これがそのモーターで、100V、60W、4500rpm、YAMAMOTO DENKI、型番はYM-43です。
2.モーターの上下移動に使う両ガイド付きエアーシリンダー。型番 CKDのSTLM25-100、ジャンクボックスに眠っていたものです。
3.シリンダーのOリングを外して動きを滑らかにします。
4.モーターをシリンダーに取り付けるためのアルミアングル、50×50×3tの加工をします。
5.元々モーターに付いていたフランジを取り外して、5tのアルミで作ったフランジに取替え、それに50×3のアングルを固定しています。
6.10mmのSS400丸棒を使い、カップリングの製作です。先端をテーパーコーンに加工しセンター穴をあけます。
7.1.8mmの穴あけ。中途半端な径ですが、たまたまこのドリルが沢山手元に有ったのもので・・・。
8.モーター側は6mmで穴あけします。
9.ドリル側はM3、モーター側はM4のタップ加工をします。
10.シリンダーにアルミアングルをネジ止めするためのタップM5加工 4箇所です。
11.モーターのファンエンド。50mmのアングルとFBの組合せでシリンダーに取り付けたのです。
12.側面から見るとこんな感じです。
13.シリンダーロッドにコイルバネを仕込みます。このバネは線形1.6mm、外形20mm、自由長105mmでシリンダーとモーターのセットを押し上げるのに丁度いいパワーなのです。コーナンで購入しました。
14.バネを入れたら元通りスナップリングで蓋を固定します。
15.シリンダーのフランジ部へ、ドリルを押し下げるリンクを取り付けるためのタップ加工。このフランジが一番下の部品で、テーブルに固定するベースとなります。
16.FB-18×3のSS材で作ったリンク、ノブはジャンク品なのです。
17.リンク機構の組立て。いい感じですね。
18.次はベースの製作、材料は30mmの合板です。
19.裏側には滑り止めと振動防止でゴム脚を取りつけました。
20.電源スイッチは敢えて設けず、ハンドルを下げると起動するようにしました。ジャンクボックスのリミットスイッチを眺め、右上のマイクロスイッチを使うことにします。
21.スイッチを取り付けるスタンドは100均で買った台所用品を使うことにしました。
22.不要部分を切り落とし90度に折り曲げたあと、スイッチが取り付けられるようにアルミ板を取り付けます。
23.配線完了。ドッグは特に付けていません。シリンダーの上下でOn、Offします。
24.完成です!!
静かで使い勝手もなかなかいいですね。

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