ドラムサンダー DR-400


2012/5/13
ウッドターニングでセグメンタルボウル等を制作する時や、曲物制作に威力を発揮するのがドラムサンダー。KERVのDR-400を衝動買いしたので、改造を含めて紹介しましょう。
1.待望のDR-400が届きました。一人では持てません、大人二人でやっとです。50sも有るからね・・・。
2.先ずはスチールスタンドを組み立てます。スタンドの下には移動用のモービルベースを入れます。中間の板は予備のサンドペーパー等を置く台で、12oのコンパネを使っています。また、写真を撮り忘れましたが、900×720×12mm厚の天板を取付けて、その上にサンダーを載せます。
3.モービルベースは4輪のうち2輪が固定なので、狭い工房では移動が大変です。で、自由キャスターに取り換えました。写真上の固定車輪とブラケットは、後で取り外す予定です。
4.自由キャスターにすると、リフトアップ側が低くなり水平が保てないので、リフトアップ側のスタンド下に厚さ19oの角材を敷いて水平にしました。
5.集塵ポートが何故か横向きになっています。天井から象の鼻を垂らしている我が工房では、非常に使い難いんだよね。
6.エルボを取ろうとしても接着してて、簡単には外れません。仕方なくマイクロルーターを使って、エルボの一部を切断して剥がしました。接着はお客さんの判断でする方が良いと思いますね。
7.代わりにPVCのレジューサーを取付けたいのですが、内径が合わないので旋盤で修正します。レジューサのサイズは50×65です。
8.いい感じに挿入できました。大径の内側には隙間シートを張り付けています。
9.象の鼻を差し込むとこんな感じです。この鼻はスライドソー用で先端に80×50のレジューサーが付いており、それを先程の隙間シートを貼った所に差し込むのです。
10.コンベアの傾きを調整して、左右の厚さムラを0.2mm以内に調整しました。マニュアルではモーターフレームとコンベアフレームを接続しているナットを緩めるように記載していますが、その必要はありません。シムは簡単に挿入出来ます。
11.上下位置を表す標準目盛はインチ。
12.この目盛で切削量を決めることはないのですが、気持ちが悪いのでミリ目盛に取り換えました。
13.狭い工房のスチール棚を改造して、スッキリ収納。
14.改造したスチール棚で余った棚板が、なんとモービルベースにピッタリとハマるのです。収納棚として使えそうです。狭い工房では如何に上手に収納するか、重要なポイントなのです。
15.このサンダーはハンドル1/4回転でドラムが約0.4o(1/64インチ)移動します。ハンドルに0.1mm刻みの目盛板を取付けました。1mm厚のアルミ板を使っています。
16.Φ38×650mmのローラーが残っていたので、アウトフィードローラーを取り付けようと思います。作り方はBT-3100とほぼ同じです。
17.スタンドの幅よりローラーが狭いので、長さ40mmの高ナットで延長します。周り止めにM4のタップを立てました。
18.完成です。折り畳めるので場所を取らず快適です。画像にマウスを乗せてください。
17.中間にローラーを1本追加した。
18.このローラーもジャンクボックスに有ったもので、外形が21mmで梨地メッキが施されている。
さて、試運転には何を作ろうかな・・・。

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