Two-Jawチャックアタッチメント

2006/9/2
長方体の材料を掴めるチャックアタッチメントを作った。しかし、このアタッチメントの本当の狙いは巷で話題になっているエスコーンチャックの代替。巧くいくかどうかは作ってからのお楽しみ。先ずは図面を描き製作することに・・。
1.材料は栗の角材です。替刃式鉋「かわよし」を使って寸法通りに仕上ます。
2.トリマを使ってL字に削り、チャックへの取り付け穴を明けます。
3.裏側にはアキスミンスターのチャックに付いてる突起を逃がす為に溝を掘りました(中央)。右下2箇所の溝は締めこんだ時にチャック同士が干渉しない為のものです。取り付けてから気が付いたのです。
4.このままでも使えるのですが、安全の為に周囲を丸くします。捨て板を挟みラッフィングガウジで削ります。
5.この後オイルフィニッシュをして完成です。
6.試運転には先ほど使った捨て板を使います。先ずは掴んでみましたが、これではチャックとワークが"面いち"なので、削り難い事に気が付き把み直しです。
7.チャック先端の3mm段差部分で掴み、チャックのセンターマークとワークのセンターを合わせます。両サイドのマークは次に加工する位置です。
8.中央の窪みを加工した後、偏芯させます。
9.更に反対側も加工します。
10.角材をこんな形でチャッキングして削ると、エスコーンチャックの代替になる筈です。
11.振れて回っております。怖いですね。
12.こんなに捻じれた形になりました。先回紹介したエキセントリックチャックと組み合わせると、もっと面白い物が出来そうです。

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