釘から作るフックナイフ

2019/11/4
スプーンカービングに使うフックナイフを自作してみた。刃幅はそれほど広くはないが、何とかスプーン作りの仕上げ工程で使えるかなと思う。
1.材料は8年ほど前にリングツールを作ったのと同じコンクリートネイル#10。直径3.8m/m、長さ75mm。リンクはここ[リングツール]
2.釘を黄色くなるまでガスバーナーで加熱。
3.加熱とハンマーで叩くのを繰り返し、厚さが1mm以下になったらOKだ。
4.釘の頭の部分が飛び出しているのをカットして整形。
5.ベルトサンダーで整形研磨。
6.直径25mmほどの回転センターが有ったので、これに押し当ててRに加工した。
7.焼きが戻っているので、木槌で簡単に曲げることが出来る。
8.曲げ加工を終えた状態。
9.再度バーナーで熱して、油焼き入れした。油はエンジンオイルを使った。
10.焼き入れ後は表面が酸化されて黒い皮膜が出来る。
11.ペーパーでサンディングすれば光沢を取り戻す。
12.次からはハンドル部の製作だ。タモの角材から直径25mmの円柱を削り出す。
13.握り易い形状にターニング。
14.刃を打ち込む3.6mmの穴あけ。
15.ハンドルに刃を打ち込み、砥石で刃付けをした後、バフにピカールを付けて研磨。
16.研磨完了した状態。これはあまり見かけないが、試しに作った押して切るタイプのナイフだ。
17.Rが反対の方向になっている、一般的な引いて切るタイプの刃先。
18.溝を掘った木の台にハンドルを紙テープで固定し、レーザーマシンで名前を刻印した。大きさは20mm×10mm程度だ。
表面がRになっていても、意外と綺麗に刻印出来ている。
さて、切れ味はどうかな。

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