1.材料は蜜蝋と荏胡麻油のみ。

2.100均で買った100ccのカップに、蜜蝋と荏胡麻油を２：８くらいの割合で入れて湯煎します。

3.暫くすると、飴色の綺麗な液体になります。

4.これをパックに入れて冷やせば、蜜蝋ワックスが出来上がります。ちなみにパックも3個で100円でした。

○荏胡麻油
名前からてっきりゴマ油と思い込んでいましたが、シソ科の植物油なのです。低粘度の軽い油で浸透性が良く塗りやすい油で、強くはないが独特の匂いがあります。いやな匂いではないと思います。やや赤く焼けるように変色するようなので、杉などに塗ると高級感が出るようです。また、最近では血液サラサラ効果、ボケ防止、アトピー性皮膚炎防止、ダイエット等々の効果が認められているようです。宮本家具工房で購入できます。

○桐油（TUNG OIL）
桐の実から取れるオイルで、無毒でとても丈夫な仕上がりとなります。耐水性・耐アルコール性に優れているので、ぐい飲みとか玩具に適しています。独特の匂いが私はたまらなく好きで、木工旋盤で作る酒器類は殆どこのオイルで仕上ています。�潟Iフ・コーポレーションで購入できます。

○ワトコオイル
亜麻仁油を主体とした英国生まれの塗料で、しっとりした仕上がりに定評があります。木材に浸透して内部に塗膜を作るので、表面硬化が期待できます。使い方のポイントは2回目の塗布です。半乾きの状態で３２０〜４００番の耐水ペ−パ−を使いウェット研磨をすると、使い込んだ家具のように仕上がります。私が初めて出会ったオイルフィニッシュこれであり、家具の多くはワトコで仕上ています。DIY CITY WATCOで購入できます。

○ワトコワックス
基本的にはワトコオイルで仕上げたもののメンテナンスで用です。が、顔料が入っている着色用もありますので、白木のままで仕上たい場合とか色を付けたい場合にも使えます。成分にはカルナバワックスが入っていますので、テーブルのメンテナンスに使うと、しっとりとしたツルツルの手触りに仕上がります。 DIY CITY WATCOで購入できます。

○撥水性・浸透性木材保護塗料　インウッド
アメリカで一番人気があり環境に優しく耐久性の高い塗料です。日本では(有)クオファームを通じて購入できる。1ガロン(3.8リットル)で5985円だが、1回塗りで充分効果を発揮するので他の塗料に比べて格安だと思う。粘度が非常に低いので塗りやすい。ウェスに浸して塗ることも可能です。時間が経過しても撥水製が持続するのが一番の魅力。(有)クオファームで購入できます。

○チークオイル
家具の質感を大事にしたいときとか、木工旋盤にチャッキングしたままでオイルフィニッシュするときとか、少し濃い色を付けたい時に好んで使います。ただ耐水性は若干落ちるような気がしますので、水洗いするものは避けた方が良いと思います。家具関係に向いているかな。安く買えるサイトをいろいろ探した結果マリンサービス児嶋（株）で購入しました。ヨットとかボート用品のSHOPみたいですね。

○木彫オイル
オイルフィニッシュなる言葉など知らなかった頃、よく使ったオイルです。少量で購入できるのがいい。最初の頃は次に紹介するステインと組み合わせて使っていました。ステインを塗った後このオイルで拭き上げ、余分なステインを取り除くと自然に使い込んだ家具の質感が得られます。また、敷居・柱などのメンテナンスに向いているかな思います。ホームセンターで手に入ります。和信ペイント��で購入できます。

○オイルステイン
最近はあまり使いませんが、家具に着色し使い古した感じを出す場合によく使った塗料です。浸透性がよくよく染まり、乾燥も速く10分くらいで手に付かなくなります。薄く塗るのが基本ですが、前述したように私は塗った後でオイルで余分なステインを拭き取っています。松とか杉材によく合うような気がします。ニッペホームペイント

○水生ウレタン
無臭、速乾性で、耐アルコール性に優れています。塗膜は丈夫で滑りにくく、塗りやすい塗料です。塗り→乾燥→#400水研を5〜7回繰り返すと、透明度が高く硬い塗膜が得られます。水に浸けるような木工品には最適かなと思います。 和信ペイント��で購入できます。

○オルイエラー
アメリカでは一般的な木工用水性接着剤、通称“イエローグルー”。その名の通り色はやや黄色っぽい。日本で一般的な木工ボンド"白"にない特徴は1)硬化後はカチカチに固くなる(白ボンドのように弾性はない）2)塗装、着色ができる　3)耐水性がある　私が一番気に入っているのは耐水性が高いことです。白の場合は乾燥しても水につかると溶けてバラバラになりますが、これなら安心です。アーチザンズスピリッツで購入できます。