ローケツ染め用品

2006/10/28
2005年の初め頃から、ウッドターニングの作品に草木染めが出来ないかと思案していた。そんな時、地元の図書館で「木工芸の野草染め入門」と云う本に出会い計画は一気に進んだ。 始めたばかりだが、私なりに道具とか染料・媒染剤等について特徴とか購入先を纏めてみた。これから木製品へのローケツ染めを始める方々の参考になれば幸いです。
初めての染め
蝋(白蝋、木蝋)
種類が多くどれを使っていいかよく分らないので、指南書の通り白蝋と木蝋を半々に混ぜて使っている。取り敢えずは少量(70g)で購入できるLeather craft.jpで購入した。
メルティングポット 画像にマウスを乗せてみよう
一度に沢山使わないので、ホームセンターで売られているグルーポットを改造して使っている。値段は750円、専用容器の1/10以下だ。温調機能は無いのでトランスを使い溶融は100V、保温では48Vに切り替え、更にスピードコントローラーを併用して80℃前後に調整している。ポットに渡しているステンの針金は筆をしごく為のものだ。
蝋筆
蝋の温度が高いので普通の筆を使うと焼けてしまう。羊毛とか鹿毛で出来ている専用の筆を使いましょう。大、中、小の3本を揃えた。これもLeather craft.jpで購入した。
媒染剤
媒染剤は染色させた色素を固定、発色させる為の薬品だ。酢酸クローム、硫酸第一鉄、生ミョウバンの3種類を持っておれば大抵の色は出せる。 藍熊染料(株)で購入できる。
洗浄剤
蝋落しには手に入れ易いベンジンを使っている。ホームセンターで染抜きベンジンとして売られている。ん、ベンジンとベンヂンどっちだ正しいんだ(^^)。
鍋、皿他
皿、鍋、ペットボトル、脱脂綿、綿棒、使い捨てグローブ、ボウル、ザル・・・。ほとんど100均で購入した。
転写用具
印刷したデザインを木に転写する時に使うのが、鉛筆(5B)、トレーシングペーパー、色鉛筆。
デザインシート
指南書に附属していたデザインをコピーして使っている。作品にいきなり手書き出来るレベルを目指したいものだ。
染料(ゲンノショウコ)
野原で収穫出来なかったので、乾燥品を購入した。発色はミョウバン→黄色 硫酸第一鉄→灰色 酢酸クロム→緑色藍熊染料(株)で購入した。
染料(スオウ)
インド原産、タイ、東南アジアに分布する常緑低木で乾燥材しか手に入らない。発色はミョウバン→赤 硫酸第一鉄→赤紫 酢酸クロム→臙脂色藍熊染料(株)で購入した。
染料(ドクダミ)
野原で収穫出来なかったので、乾燥品を購入した。発色はミョウバン→黄土色 硫酸第一鉄→灰色 酢酸クロム→緑色
染料(ナンテン)
インド原産、タイ、東南アジアに分布する常緑低木で乾燥材しか手に入らない。発色はミョウバン→黄色 硫酸第一鉄→鶯色 酢酸クロム→茶色

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