ウッドターニング作品 その14

2005/6/19
栃の肉厚ボウル

今まで作ってきたボウルは薄く作ることを基本に考えていたが、厚ぼったい方が木の器らしいかなと思い直してきた。
最近、マイブームとなっている栃を使い、縁に特徴のあるボウルを試作してみた。
1.材料は厚さ75mmの栃です。フェイスプレートにワークをセットします。
2.外周はラッフィングガウジとボウルガウジで削り、底の部分は19mmスウェアスクレーパーを使いバンタムチャックで掴めるように加工します。
3.内側をガウジで加工する前に、フォスナービットでパイロットホールをあけます。ø25mmです。
4.12mmのボウルガウジを使い、内側を削ります。最後は19mmラウンドスクレーパーで滑らかなRに仕上ます。ラウンドスクレーパーは扱いやすく初心者には無くてはならないツールだと思う。
5.丸いリング状に残した縁には、アクセントにスキューで細かい溝を付けてみた。本当はもっと凸凹にしたかったのだが、上手くいかないものだ。
6.タングオイルでフィニッシュだ。このオイル独特の匂いがたまらなく好きだ。
やっぱり栃の木目はいいなぁ。前作のウレタンに比べ落ち着いた色合で、しっとりと仕上がったと思います。
ø150mm、高さ70mm

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