ウッドターニング作品 その24

2006/3/26
シュガーポット

頂き物シリーズになってきましたが、材料は梨畑の生垣に使っていた槇の木です。確か2年前にご近所さんから頂き、コップを挽いて残りをそのまま棚で乾燥させていたんだ。
1.4ツ爪チャックで掴み、端を削ります。
2.バンタムチャックに取替て内外を挽きます。ナチュラルエッジを一部残しています。
3.底の仕上は切断した残りの材料に段を付けた冶具を作り、ポットを差し込みテールで押し付けて削ります。
4.回転センターで押している部分が凸になって残りますので、ノミで切り取りサンドペーパーで仕上ます。
5.蓋の製作に掛かる前にノブを挽きます。材料は黒檀です。
6.蓋はブナで作る事にし、ドームのように盛り上がった形に挽きます。中央にはø5mmの穴を明け、先ほど作ったノブを接着します。
7.接着材が乾燥する間に、蓋の内部を挽くための冶具作りです。3.で使った冶具の内部を蓋に合わせて球面に挽き、中央にはノブが貫通する穴を明けます。内径は蓋の外周より0.3mmほど小さくしています。
8.蓋を冶具に押し込み蓋の内側を挽きます。思ったよりしっかり保持されています。これは和ろくろでよく見かける光景ですが、ほんと驚きです。
9.蓋をひっくり返しノブの先端を仕上ます。ノブの端面は突き切った状態のままですから。
10.スプーンが貫通する切り欠きを入れます。鋸と組やすりで簡単に出来ます。
9.スプーンは欅の切れ端で作る事にしました。雲形定規でイメージを書き糸鋸盤で切り抜きます。
10.最初に凹みを作ります。が、彫刻刀が無かったのでダイヤモンドルーターにハイスの丸ビットを付けて削り取りました。
9.何本か作ってみました。スプーン作りは結構面白い。次は少し大きめを旋盤で作ってみよう。
10.塗装前です。
2個同時に作ったので、絵胡麻油とウレタンでそれぞれフィニッシュしてみた。
絵胡麻油は濃淡がはっきりとして少し黄色っぽい(左)。直径95mm×高さ100mm。

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