ウッドターニング作品 その26

2006/5/28
スプーン

溜まって来た端材。捨てるには勿体無いのでスプーンに加工してみました。
1.45mm×27mmのブナです。材料を有効に使うために、センターを偏芯させてマーキングします。
2.ドライブセンターと回転センターを使い、しっかりと固定します。
3.先ずはラッフィングガウジでガンガン削ります。
4.最後はスキューでお好みの形に整えます。グリップは#180〜#320のサンドペーパーで磨きます。
5.ディスクサンダージグを旋盤に取り付け、ボウル部の欠けた所がなくなるまで研磨します。
6.ノミで粗方切り込んだ後で、ミニチュアルーターを使いボウルを抉ります。手間が掛かりますね。
7.サンドペーパーで表面を滑らかにし、荏胡麻油でフィニッシュ。
8.これまでの方法だとボウル作りに時間が掛かるので、ボウル部分を球形にしてみます。
9.次にボウルをチャッキングする冶具を製作します。ボウルになる部分を木槌で軽く叩き込むと、しっかりとチャッキングできます。
10.内側を刳りぬきますが、あっという間に出来てしまいます。快適です。
11.荏胡麻でフィニッシュします。この方法だと同じものを大量に作れそうです。
12.球形を作るためにはゲージが有ると便利です。アルミ板で作ってみました。
13.球形スプーンを活かすために栗の木でシュガーポットを作ってみました。
14.木梗の部分がスプーンの柄になっているのです。

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