ウッドターニング作品 その28

2006/9/24
象嵌

Blogでお世話になったいるEbonyさんに刺激を受け、象嵌細工にチャレンジです。スチュアートさんのホームページで紹介されているエリさんの工具とか作り方を真似て、なんとか形にはなったけど奥が深そう・・。
1.材料はブナかな。ボウルの形に整形します。ここまではスイスイだ。
2.トリマ(日立M6)を自作テーブルにセットします。これはジャンク品として友人から貰った移動装置に、以前作ったトリマレース用のベースを取り付けたものです。ハンドル側には2×4の脚を付けています。
3.反対側はツールレストを外した移動ボスの上に2×4で作ったスペーサーを固定し、その上にテーブルを乗せています。スペーサーにはTボルトが埋め込んでありY方向に自由に移動できます。
4.Tボルトのナットを締め付けると、テーブルは任意の角度で固定できる。
5.スペーサーの側面から見るとTボルトの溝が見える。裏側はTボルトが落下しないように蓋をしている。
6.トリマをセットしてボウルの正面から見たところ。切り込み量はトリマ自体を前後させて調整します。ビットはもちろん90度です。
7.インデックス板です。附属フェイスプレートの周囲に24箇所座ぐりをして、セットボルトで固定出来るように改造しました。
8.最初に角度が浅い方を6箇所切り、次にテーブル角度を変えてその中間に溝を切ります。合計12箇所の溝を切りましたが、あっけなく簡単に切れますね。やっぱり冶具はしっかりと作っておいて良かった。
9.インレイは二等辺三角形です。材料は工房に転がっていたレッドオーク、クリ、ヒノキ、黒檀等々です。鉋で四角形に整形した後、バンドソーで半分に挽き割ったものです。
10.木工ボンドでインレイを接着します。
11.ガウジで削ると模様が浮き出ます。意外と簡単にあっさりと出来たけど、初めての作品だけに感動ものだ。
12.裏返し、底を仕上げて完成だ。
絵胡麻油で仕上た。サンディングをしたために白木に若干赤色が混ざってしまった。
やっぱり象嵌細工はサンディング無しで通用するくらいの腕が必要だな。痛感だ。
また、ウッドターニングの楽しさを発見してしまった(^^)。直径110mm×高さ55mm。

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