ウッドターニング作品 その30

2006/12/10
独楽 その1

独楽といえばコケシと並び伝統的な轆轤を思い浮かべる。今回は和の代表「逆立ち独楽」とウッドターニングらしい派手な色付けをした洋風独楽を作ってみた。
1.先ず最初は逆立ち独楽です。基本は球形を作り、1/3くらいの所で軸まで切り込みます。軸の長さは球の外面より少し出るくらいにかな。で、次に内部を2/3くらいの所まで刳り抜きます。ここが逆立ちのキモになります。
2.ドリルチャックに取り替えて球形の部分を仕上げて色付けします。まるで目玉おやじみたいだ。
3.軸をつまんでヒョイと回すと、あらら軸が上から横向きになりそして簡単に逆立ちして回ります。私は幼い頃これで遊んだ記憶がありますが、若い人は始めて見る独楽に興味津々。
4.次は西洋風の独楽です。材料は硬そうな南洋材の切れ端を使うことに。形を整えサンディングを済ませてから、自作のチャターツールで模様を付けます。渦巻き段々模様が何ともいえないね。
5.色付けする前に白で塗装し、乾いてからもう一度サンディングすると下地が完成です。十数年前に凝っていた浮子作りを思い出すなぁ。
6.赤、黄、緑、青のペイントで派手に色を付けだ。ここでは回転を落としましょう。でないと悲惨なことになります。
7.裏返して下地を仕上た後、またまた塗ります。チョッとやりすぎかな(^^)。
8.使用した塗料は水性のエナメルです。
たかが独楽と思って制作に掛かったが、奥が深そうだしデザインするのも面白い。
気に入った物が作れるまでには相等時間が掛かりそうだ。

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