ウッドターニング作品 その34

2007/8/12
ナッツクラッカー

Beall tool Co.のネジ切りセットを購入したので、試運転を兼ねてクルミ割りを作ってみた。
1.本体はブナ材で外形60mm×60mmLに40mmの穴をあけた円筒状の物を旋盤で作ります。次にネジ切りセットに附属していたフォスナービットで下穴をあけます。
2.附属タップで目ネジを立てます。サイズはW3/4×6山。
3.意外と綺麗にサクサクを切れます。また、タップの先に下穴と同じ径の案内部が設けられているので、何も気にせずに垂直に立てる事が出来ます。
4.いよいよ雄ネジの製作に掛かりますが、その前にトリマーのコレットを交換します。附属のビットがインチサイズなので、コレットの内径は6.35mmなのです。
5.ビットを装着します。突き刺さると痛そう・・・。
6.芯出し用のインサートを使い、トリマーを冶具の中央にセットします。
7.冶具本体はワークベンチのバイスに挟んで作業しています。
8.ビットの先端はネジの谷より0.8mmほど深く出します。この辺は何回か使うと感で決められそうです。
9.19mmのブナ材を突っ込み、軽く押し当てながら回すと簡単にネジか切れます。
10.ダイスと違いこぼれも無く綺麗な山になっています。
11.今回はノブの根元までネジを切りたかったので、ネジ部とノブを分けて作っています。ノブに差し込む為にネジ部の元を18mmに旋削します。
12.写真右側がネジ部を差込み接着したノブです。強度上はまったく問題ありません。絵胡麻油を塗って完成です。
胡桃を割ってみると「バキッ」と云う感覚が面白い。ネジ切りセットお奨めです。W1×6山の冶具、作っちゃおうかな。

[Home]