ウッドターニング作品 その36

2007/11/04
寄木細工-2 サラダボウル

材料の接着用にリングプレスを作ったので、試運転を兼ねてボウルを作ってみた。
1.材料は黒檀と栗。バンドソーと自動鉋で幅30mm、厚さ6mmの板状にしたものを使います。
2.12角形にしますのでスライドソーで台形に切り落とします。多角形の寸法を簡単に算出する寄木ボウルの材料取りをExcelで作ってみました。結構役に立ちそうです。
3.切り出した台形状の板を、白黒互い違いに木工ボンドで貼り付けます。周囲を結束バンドできつく締め付けて動かないように固定しておきます。
4.浮き上がらないようにプレスで押します。結束バンドは細いマイナスドライバーで爪を押し上げると簡単にスライドしますので、切らずに何回も使えます。
5.ボウル本体は桜を使う事にしました。先ずは旋盤でチャッキングする凹を削りだし、真円にした材料を使います。それの中央に寄木を2枚サンドイッチし接着します。芯がずれると模様がチグハグになりますので、慎重に作業しましょう。
6.荒削りの段階でもう一つインパクトが無い。
7.そこで縁にもう一枚濃い色の材料を貼り付けることにした。黒檀を引き割ります。
8.糸鋸盤でドーナッツ状に切り出します。
9.リングプレスの再登場です。いやぁ〜ほんと作って良かった。使い勝手は申し分ありませんね。木工旋盤WT-300改に載せ最後の仕上げです。
10.おお〜。シャキッとしてきました。
11.久しぶりに自作スリーマンドレルバフシステムをWT-300にセットしてバフ仕上げとしました。
12.寄木は面白い!!。ø140mm×50H。カルナバワックス仕上げ。

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