ウッドターニング作品 その47

2009/5/24
セグメンタルボウル(ダイヤ)

インレイジグ-2の試運転を兼ねて、ダイヤ状のパーツが入ったボウルを作ってみた。ジグがあれば簡単に作れます。
1.インレイジグ-2を使って60度の溝を切ります。このジグでは3角ビットを使うので、ビット径の19mmがダイヤパーツの限界になます。深すぎると隙間が出来るので、少しきつ目がいいでしょう。
2.出来たパーツがこれです。このジグの作り方はDIY Works インレイジグ-2に記載しています。
3.ダイヤ形のパーツは、スライドソーを30度傾けて切断すると簡単に作れます。この板の厚さは12mmなので、三角ビットで切った先ほどのパーツの溝幅は13.86mmとなります。説明が逆になりましたが、ダイヤのパーツを先に作り、それに合わせて溝深さを調整するほうが良いでしょう。
4.インレイジグで掘った溝にダイヤパーツを入れて接着します。周辺は100均で買ったホースバンドを、タンデムに繋いで締め付け、浮き上がらないように自作のリングプレスで押えて乾燥させました。
5.これは簡単な直線と台形の組み合わせ。Excelで作った材料取りソフトを使えば、寸法が簡単に割り出せる。このExcelソフトはDIYトップページにリンクを記載していますので、どうぞご利用下さい。
6.これは底になる部分。中央の穴には別の円盤を埋め込むつもりで空けています。
7.底とその上の材料を接着。模様がずれないように、インロウを作ってから接着しました。
8.全部の材料を接着。
9.四ツ爪チャックで把持し、外側をターニング。
10.チャックを「クラブマン」に取替え内側をターニング。今回はハデハデにと思い、ルーターテーブルを取り出してインレイを施した。チョッと後悔・・・かな。
11.ボウルのつもりだったが、いつの間にか菓子鉢に方向転換。で、蓋を作り始めたのです。先ずは接着。
12.外側をターニング。ノブはパドォック。
13.途中の写真を撮り忘れましたが、ノブを掴んで内側を仕上げた後、最後にノブを加工するのにボタンジョーを使います。
14.完成。サーカス小屋かカメハメ大王を思い出しますね。そうそう、今回はインレイジグ-2の試運転でしたが、こんなダイヤを簡単に埋め込めることが出来ます。お奨めです。
今回は蜜蝋で仕上げてみた。直径160mm、高さ110mm。

[Home]