ウッドターニング作品 その5

2004/01/1
端材を使ったボウル-2
先回と同様友人の木工所で貰った巾20mm×厚さ20mmのゴムの木集成材で、中型ボウルに挑戦だ。
今回の課題は「薄板から作るボウル」です。
1.コンパスで4重円をケガキます。角度45度でカットするので、切り代を含め板厚+1.5mmだけ半径を大きくします。これでボウル半分です。
2.バンドソーのテーブルを45度に傾けて半円を切り抜きます。同じ円に切るのは熟練がいる。次回はジグを作りたいものだ。
3.左右の板取りが完了した状態だ。材料に無駄がないから気持ちがいい。
4.接着する前に底の部分の左・右を接着して、コレットチャックの入る穴をくります。Φ50×9mm
5.木工ボンド「イエローグルー」をたっぷり付けて、重しを乗せ一昼夜乾燥させます。専用プレスも自作したくなりましたねぇ。
6.コレットチャックを使い外形を仕上げます。これだけの大きさになると木目と木口面で切れ味が変り、精度よく削るのが難しい。熟練を要しそうだ。
7. 底の仕上げはリングチャックのプレートにボウルをセンターで押し付けて仕上げました。簡単にセットできるが、底の中心に凹みが残るのが欠点だ。
8.ワトコオイルを塗ってからバフで仕上げた。
9.ボウルの内部を磨くためにショートサイズのマンドレルを製作した。3-ONと同じく3/4"の長ネジを加工した。
  
身近に手に入れやすい集成材でもターニングは可能だ。貧乏ターナーにとっては今後使えるアイテムになりそうだ。
直径230mm×高さ120mm

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