ウッドターニング作品　その68
旋盤と工具
2014/3/16
コカリナ
もう何年か前の事だが、ビッグサイトの環境関連展示会で偶然に目にしたコカリナ。作ってみたいと思ってたけど寸法が分からないので困っていたところ、Netで「コカリナの音響特性」と云う文献を見つけ、そこから外形寸法を導きだしてみた。しっかりとした音階になるかどうか分からないけど、先ずは作ってみることにした。図面です。
1．材料は桜。本体用の角材が32mm角×長さ95mm、中栓用が22mm角×長さ95mm。
2．先ずは本体の加工。外形を27.5mmに仕上げます。
3．フォスナービットを使って、18mmの穴をあけます。
4．内面を#400でサンディング。
5．突き切った後、掴みなおして底面を仕上げます。
6．次に中栓を作ります。図面では外形18mmですが、本体の穴はサンディングしているのでほんの少し太めに仕上げ、現合でスッと入るように調整した方が良いでしょう。
7．図面通りに罫書いて穴あけです。量産するにはテンプレートの制作が必要かな。テンプレート
8．リップの溝を切って概ね完成です。溝を切る時には中栓を差し込んで、彫刻刀でコツコツと切り進めました。
9．中栓をサンディングして、風道を作ります。
10．中栓を接着します。微妙な位置調整が必要と思っていましたが、図面通りの位置が一番澄んだ音が出ましたね。
11．ノコギリで斜めに切って、サンディングして唄口を作ります。
12．ひも穴をあけます。
ビーズワックスを塗り、革ひもを通して完成です。柔らかないい音が出ますが、私は楽器は苦手なので
家内に吹いてもらうと、まぁまぁの音階になってました。子供たちのプレゼントに幾つか作ってみようかな。
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