ウッドターニング作品 その71

2014/8/17
油壺

刃物を研いだ後で錆止め油を塗るための、小型油壷を作ってみた。ずいぶん前に図面は描いていたのです。
1.材料は工房の棚に転がっていた70mmの角材。材名は不明だが木目と重さから推測すると、たぶん朴の木だと思う。
2.先に台座の方を作ります。丸加工し、14mmの下穴をあけます。
3.35mmのフォスナービットで穴あけ。このままで、サンディングして完了です。
4.外形を図面通り仕上げて、突っ切ります。
5.次に残った材で上部を作ります。25mmのフォスナービットで穴あけ。
6.外形を35mmに加工しますが、台座と合わせながらしっくりと嵌め合うように調整します。
7.台座を差し込みソフト芯押しで押さえながら、外形を均一に旋削します。
8.傷が付かないようにサンドペーパーを巻き付けてからチャッキングし、端面を仕上げます。
9.空気抜きは45度の彫刻刀で彫ります。この溝がないと、すっと入りません。
10.フェルトは100均で買ったもの。
11.フェルトを幅73mmにカット。
12.フェルトを丸めて壺に差し込み、椿油を注入します。
油染みが出来ないように、ウレタン塗装にしました。
常時はフェルトが下向きになるように保管します。

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