ウッドターニング作品 その76

2015/12/27
マンカラ

古典的なゲームボードの制作です。マンカラはアフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている伝統的なゲームのようで、ネットで 検索すると4人で遊べる用具を発見。で、想像で図面を描いて制作開始です。
1.材料は材料置き場に眠っていた厚さ20mmの松。広葉樹で作りたかったのですが、丁度いい材料が無くて・・・。
2.テーブルソーで板取をした後、厚さ2mmのアルミ板で窪み用の治具を作ります。
3.チャックはアキスミンスターの爪を外して、自作のtwo-Jawに取り換えます。
4.1”のフォスナービットで深さ10mmの下穴をあけて、治具を使いながら半球の溝を刳って行きます。偏芯が大きいので回転数は500rpmが限界。
5.中央寄りの穴刳りです。回転数は1000rpmでも大丈夫。下側の半球溝は治具を使ってR27に仕上っています。
6.チャックの幅の関係で65mmの板に制限したので、2枚を貼り合わせて130mm幅にします。
7.四角の溝を掘る治具の制作。直径19mmのベアリング付ディッシュビットを使うので、実際に掘る溝と同じ寸法とします。材料は厚さ20mmのヒノキ。治具の図面です。
8.穴掘り中。ルーターのプランジベース取っ手に取付けた、自作集塵ポートのお蔭で切り屑は全く飛び散りません。
9.2段階で切削し、穴掘り完了。
10.ネオジム磁石を入れる穴加工。穴掘り治具の側面は、穴あけ治具にもなっているのです。
11.ワトコオイルを塗って数日乾燥させます。
12.ネオジム磁石はエポキシ接着剤を使って接着します。
石は100均で買ったおはじき。120個で300円なり。子供たちは病み付きになっています(^^)。