ウッドターニング作品 その89

2024/11/29
コニカルキャンディボウル

久しぶりのウッドターニング。今回はチョット変わった形のキャンディボウルを作ってみた。
1.材料は直径150mm、高さ150mm角のケヤキ。腐れが入っている部分は旋削してしまうので、問題が無い筈だが・・。
2.フェイスプレートを取り付けてターニング準備だ。
3.テールストックで押しながら、ラッフィングガウジとボウルガウジで一気に円錐の外側をターニング。
4.裏側から見るとこんな感じだ。
5.裏側もテーパー状にターニング。このテーパーがボウルの上側になります。
6.円錐部分角度を約90度に修正して、サンディング。
7.ワークひっくり返してバンタムチャックで掴み、テールストックでセンターを押して中央部を出来る限り中刳り。
8.13mmのテーパーシャンクドリルで深さ90mmまで穴あけ。
9.13mmの穴をあけると中央の出べそが取れるので、次は30mmのフォスナービットで穴あけ。
10.厚さが5mmくらいになるようにボウルガウジでターニングして、形は概ね完成だ。
11.75mmのサンディングパットを使い#240、#360で順次サンディング。
12.逆回転させながらサンディングしてから、順回転に戻してサンディングすると返りの毛羽立ちが無くなり、表面がつるつるになる。
13.パーティングツールで切断。
14.大型バンタムチャックで内側からチャッキング。
15.で、円錐の先端部分を仕上げ。
16.仕上げは蜜蝋にしようか迷ったが、フリクションポリッシュを使うことにした。
17.キムタオルにフリクションポリッシュを染み込ませせ、ワークを回転させながら押し付けると摩擦熱で乾燥し、綺麗な仕上がりになる。
18.強い塗膜が出来るわけでは無いが、ウッドターニングに向いている液体塗料だな。
19.完成したボウルの裏から。
20.伏せるとトンガリ帽子のようだ。外径165mm、高さ100mm。
内側も円錐状に仕上げている。前面の開口は内径115mm。
横からのフォルムもええ感じや。5時間掛けて作った甲斐が有ったな。
柿の種を入れてみた。