木像の作り方
| 作り方 | 作品集-1 |

本を見ながら作り始め、これで6体目。まだまだ未熟ですが、素人でも作れると云う事で紹介させて戴きます。88体作りお遍路参りしながら札所に奉納するのが夢ですが、その前に友人達から頼まれているのをこなさないと・・。

2007/12/9
先ずは樹皮を付けたままの丸木仏地蔵を作ってみます。
直径60mm前後の丸太を使います。手元にあった桜と楠を使っています。
底は中央を数ミリ逃がして安定を良くします。
型紙を丸太に押し当てて外郭をマジックでなぞり、削る範囲をマーキングします。底辺を底と平行にするのがポイントです。
マーキングした皮の部分を彫刻等で切り取ります。
センターの罫書きをした後、お地蔵の型紙を使いマーキングします。
トースカンで目、鼻、口の位置を罫書きます。また、掌のも書き入れます。
輪郭を三角刀で大まかに切り込みます。
だいぶ立体的になってきました。
再度下書きをします。ここでも自作の鉛筆トースカンが活躍します。無くてはならないツールですね。
仕上げ彫りです。口元がポイントになります。小さいので結構疲れます。
開眼し口紅・頬紅を塗ると地蔵らしくなります。取り敢えずは色鉛筆を使っていますが、綺麗に仕上げるには水性絵の具が良いのかもしれません。
最後に白毫(びゃくごう)を入れます。マイクロルーターで窪みをつくり、ゼリー状瞬間接着剤でガラスビーズを埋め込み完成です。