テーブルソー BT3100 改造その1


2010/2/14
導入
以前からテーブルソーが欲しかったのだが、狭い工房なのでどうしようか迷っていたところ、阿南市の堺さんから「RYOBI_USAのBT3100を格安で譲ります」との悪魔の囁きに負けて導入したのです。 持ち帰り早速組み立ててみると、想像していた以上の大きさ・・・。この機種については色々な方が改造しているようなので、それらを参考にしながら私なりの調整をしてみたい。


キャスター

先ずはキャスターの取り付け。狭い工房では必需品なのだ。ブレーキ付がベストなんだけど、ジャンクボックスに眠っていたのを使ったのです。BT3100の脚元が不自然に折れ曲がっているのは、日本人向けの高さに脚を切断したためのようです。 ここにM12のタップを立ててキャスターをねじ込んだ。ブレーキは後で考えよう。


ミリ目盛

USA仕様なので目盛りはインチ表示になっていた。どうにも気になって仕方が無いのでHCでmm目盛りを購入して張り付けた。逆目盛りが有れば左側にも張りたいんだけどなぁ・・・。



2010/2/28
トリマー取り付け
1.BT3100にはトリマーを取り付けられる仕様になっている。今までは占用の自作トリマーテーブルを引っ張り出して使っていたが、場所を有効に使うためトリマーを移植することにした。先ずはベースの加工。材料は切削性がいいジュラルミン17Sだ。先ずは糸鋸盤で中央の穴を切り抜きます。
2.タップ加工。サクサク切れて気持ちがいいねぇ〜〜。アルミだと粘くてサンダー掛なんかに苦労するが、これだとSS材と同じように加工できる。
3.隙間プレートを簡単に付け外し出来るようにネオジウム磁石を埋め込みました。ø5mmの穴をあけて瞬間接着材で接着した。
4.これ10個で100円、小さいけど強力にくっ付くのです。このアイデア、今は亡き「かず秋田さん」のホームページに掲載されていたものを参考にさせて戴きました。
5.トリマーのベースを取り付け。これは以前のトリマースタンドで使っていたもので、DIYを始めた頃に買ったHOMETOOLのトリマーのものです。ベースだけは今でも使えるんだな。
6.ゼロクリアランスプレートの製作。これも100均で買ったまな板。ポリプロピレン製で厚さは4mm。段差とぴったりなのです。コンパスで円を描き糸鋸盤で切り抜きます。
7.木工旋盤で外形と段差を仕上げます。PPは気持ちよく削れるけど、あっちこっちに巻きついてしゃあない。センターにø10mmの穴をあけ、3つ爪チャックに加えた10mmドリルにワークを差込み、ソフトセンターで押して加工してます。
8.ネオジウム磁石を入れる穴は5枚を重ねて一気にあけます。磁石がø5mmなので、ドリルはø5mmを使った。
9.ネオジウム磁石はバイスで押し込みます。PPは接着が難しいので圧入の方がお奨めです。
10.各種ビットに合わせて穴をあけます。今回は10mm、15mm、20mm、35mmと予備。
11.フェンスは以前作っていた物を移植した。また、木製の延長テーブルは、前の持ち主堺さんが自作したものだ。トリマーを使うために、それを2分割してトリマーテーブルを挟むように設置している。
12.集塵ポートも以前のものを流用だ。簡単に抜き差しできて、密閉度も高い。ポートは80APVC。
13.テーブルソー付属の本体フェンスとの固定は、自作のTボルトを使った。TボルトはFB19×3にM6のタップを立てて長ネジを捻じ込んでいる。固定は瞬間接着剤だ。
14.延長テーブルを挿入する際に板ナットの差込みがやり難かったので、紫檀のガイドを取り付けた。構造はトリマー用のテーブルと同じ構造で、手前(目盛側)はレールに乗せている。
15.奥側はレールに乗せるとフェンスの移動に邪魔になるため、レール横の溝に差し込んでいる。
16.バンドソーBS10Kのマイターゲージを共用出来るように、追加テーブルに溝を切りました。

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