海部川の鮎情報 2003

[2003]

2003年9月7日
樋口君から「釣れなくてもいいから海部川に行ってみませんか」とmailがきた。
泥で汚れてしまったイメージがあったのでちゅうちょしたが、2ヶ月ぶりに行く事にした。海部に着いて先回と同じように清流橋から川を覗いてみた。
驚いてしまった。あの泥はなくなり本来の綺麗な川に戻っていたのだ。更に良形の鮎がドッシャリ泳いでいる。
残念ながら群れ鮎ばかりで掛けるのは難しそうだが、送電線の下流で勝負を掛ける事にした。



私は樋口君が朝飯を食っている前で、オトリを放した。見る間に2匹が掛かり、彼も瀬肩に走って行った。
しかし、鮎はいるが殆ど追い気が無い。入れ掛かりは殆ど無く、同じ場所では掛からない。
苦戦しながら午前中を終え、昼食は久しぶりにソーメンだ。真夏のような日差しの中で、ビールと共に食するソーメンは格別だ。これが出来るのも水質No1の海部川ならではだ。
午後は更に苦戦した。場所を休めておいたら掛かると読んでいたが間違いだったようだ。
4時まで釣って私17匹、樋口君10匹だった。型は15〜22cmとバラツキが大きい。この状況ではまずまずの釣果だろう。
再生した海部川に感謝しながら帰途に就いた。今シーズンまだまだ楽しめそうだ。


2003年7月12日
解禁日の台風以来、いいニュースは無い海部川に行った。
一昨日、樋口君から「清流橋の下で鮎が見えている情報がある」とTELが有った
私もそろそろ掛かるかなと思っていた所なので、「ヨッシ、行こう」と二つ返事をした。
しかし、清流橋の下を見て絶句だった。泥の川だ。こんな海部川は20数年来見た事無い。
北川オトリさんの話しによると、相川と川又での工事の影響で、雨が降るたび泥が流れてこんな状況になったらしい。



8時過ぎにオトリを購入し、上へ上へと移動しながら川の状況を見て行ったが、海部橋まで誰一人と釣り人を見なかった。
10時に仕方無しに皆ノ瀬に入ったが、そこも泥の川だった。15時まで釣って私は2匹、彼は握っていた。
何故か死んだ鮎が流れて行くのを多数見た。それも17cm位の天然だ。掛かった鮎にも斑点と傷が有った・・・
こんなひどい海部川は始めてだ。下勝よりもひどい。そして臭い。
日本一の清流は日本一の工事現場になったようだ。もう、取り返せないだろう・・・